· 

Autumn Festa 2020

高松まちづくりセンター
あっとホームたかまつ主催
『Autumn Festa〜みんなの笑顔が溢れる日〜』

秋晴れの空の下、『Autumn Festa』を、コロナ感染拡大防止を徹底した方式で行いました。
受付ではマスク着用のお願い・検温•消毒•来場者の名簿作成のご協力をいただき、

各ブースには消毒液とディスタンスマークを使用し、できる限り感染拡大を防止する配慮の下、開催しました。

今回の秋祭りにはあっとホームたかまつのOBやOGそしてその関係者の皆さんがボランティアスタッフとして参加してくれました。

会場準備に現れた皆さんとの再会の嬉しさと支えに胸がいっぱいになりました。
また、青少年ボランティアスタッフとして、普段からあっとホームたかまつの活動を支えてくれているお兄さんスタッフが、

子供たちへとお菓子の詰め合わせを沢山差し入れてくれました。イベントが始まる前から感謝の想いが胸に溢れ、

笑顔と喜びの涙であたたかな空気に包まれたまま、イベントを始めることができました。


イベントのスタートは芝生広場。
鹿行地域で活動されている、リコーダーサークル『ドルチェ』さんの演奏は、
優しい調べで、秋祭りの始まりを彩ってくださいました。


イベント広場では、あっとホームたかまつの子ども達で結成したキッズサポーターが運営する『よつば家』を中心に、

グッドライフひまわり様•三和機工(株)様•鹿島遊休地活用クラブ様•Suiren様•春子ファーム様に出店協力いただき、

秋祭りを盛り上げていただきました。

子ども達の『よつば家』は、ディスタンスをとり、密にならない工夫をしながら

【販売】【ワークショップ】【ぬり絵(お楽しみコーナー)】の3つのブースに分け、活動しました。

それぞれのブース担当の子ども達が事前に決めたシフトに合わせて出勤。
午前の部の子供たちは準備からお手伝い。
午後の部の子供たちはお片付けまでお手伝い。


【販売】はキッズたちの予想よりもなかなか商品が売れず、買っていただくことの厳しさを痛感した時間でした。
それでも、『売れないなら、どうするか??』大人サポーターからの問いかけを自分たちなりに考え、

商品を持って会場のお客様に行商に出るキッズや、ディスプレイを工夫するキッズ、『値下げしてもいいですか??』と提案してくるキッズ。
販売すること厳しさを知ることで、自分自身で工夫し、それを売るための行動にうつし、

そして売れた時の喜びとお客様への感謝をよりいっそう感じられたのではないでしょうか。
もちろんいっぱい売れることはとても嬉しいですし、その喜びを感じさせてあげたかったとは思いますが、

なかなか売れなかったからこそ、子供自身の中から自ずと考える力・行動する力が湧きだした、そんな活動になったと思います。
今後は販売する商品の内容もスタートから子供たちと一緒に発案し作成・準備していけたらと考えています。


【ワークショップ】は最初から最後まで大盛況。
スライム作り/バスソルト作り、どちらもほぼ完売で、担当したキッズサポーターは大忙し。
あっとホームたかまつのOGである中学生ボランティアのお姉さんたちがずっとフォローに入ってくれて、

キッズをサポートしてくれました。ワークショップ担当のキッズは『先生役』なので、お客様に教えることが必要。
普段、なかなか自分から声が出せないキッズもお客様に伝わるように頑張って声を出して先生役にチャレンジ。

そして普段から積極性のあるキッズは、自分自身の担当だけでなく、周りにも気を配り、

仲間や大人のサポートもできるようになったりと、ワークショップの先生になるという活動の枠を超えて、

準備や片付けの時間も通して、キッズそれぞれに輝きと成長がみられました。

 


【ぬり絵(お楽しみコーナー)】
来場してくださる子供たちのための『お楽しみコーナー』を作れないか?の発案から生まれたぬり絵コーナー。
無料で楽しめるので、オープン時からたくさんの子供たちでにぎわいました。
密にならないように、机ごとにディスタンスをとり、飛沫防止プレートを使用。
学生ボランティアのお姉さんと一緒に担当のキッズは参加者の利用案内と、使用した色鉛筆の消毒などを行いました。
消毒などは簡単そうに見えて、コロナ渦中ということで、徹底を義務ずけていたので、

キッズにとっては緊張を伴うとても重要な役割だったと思います。
担当するキッズも人数をしぼることで、より一層それぞれが責任感をもって活動を行ってくれました。
午前中は特に利用者が多く、大忙しだったようですが、自分の役割をまっとうする姿は子供ながらにとても素晴らしかったです。

あっとホームたかまつのキッズサポーターたち。
準備期間と本番当日。短い時間の中でも、多くの支えと見守りの中、それぞれの学びと成長につながった活動でした。


まちづくりセンター内においては様々な体験活動や異文化交流も行いました。
室内の活動は参加者を事前申し込みなどでしぼることによって、密を避ける対策の下行いました。

午前中の体験活動は【木工工作講座】を開講。本格的な壁掛けスタイルの黒板を作成しました。
初めて金槌を1人で使う子供がほとんどで、みんな最初はドキドキと緊張の面持ちで行っていましたが、

途中からはどんどんと夢中になり、黙々と製作活動に熱中していました。特に使用した釘が細く小さかったため、

難易度が少し高く『打ちづらい~。小さいな~』などの声も上がっていましたが、途中から『この作業大好き!!』

などの声に変化していきました。今回の木工講座は限られた時間だったため、子供たちの工程が限られていましたが、

今後の体験講座はもう少し子供たちが携わる工程を増やしたり内容を選べるようにすると、より充実した時間になるかと思いました。

 


午後の体験活動は【和紙工作講座】。和紙と牛乳パックを使用して、素敵で丈夫なペン立てを作成。
積極的な参加者が多く、まずは自己紹介からスタート。
製作活動は細かい作業や普段使わない指の使い方を教わった結果、小さな子はなかなか習得できずに苦労する場面もありましたが、

それぞれが熱心に製作活動に参加。素敵な作品がしあがりました。
全体として、和紙の柄が少し渋めのものが多かったので、別の機会ではもう少しかわいい柄の和紙も用意してあげたいと思いました。


他の室内活動は異文化交流をテーマに、ベトナムから来ている外国人実習生との交流を行いました。
茶道の先生にコロナ対策を行った中、お茶をたてていただき、ベトナム人実習生の皆さんに日本文化を体験していただきました。

ゆったりとした時間の中で、お抹茶と、和のおもてなしの心を体感してもらえたかと思います。
一方、実習生の皆さんから本場のベトナム春巻きを沢山差し入れとしていただきました。

普段あまり食べることが少ないベトナム料理をスタッフ・キッズサポーターで美味しくいただきました。
コロナ渦中で帰国もできずにいる実習生たちと、より一層の交流を今後もはかれたらと考えています。


午後からのイベントの最初は、イベント広場で行った『防災食のデモンストレーション』。

鹿嶋市社会福祉協議会様に200食の防災食をご寄附いただきました。
3.11以降、耳にする機会は増えましたが、ありがたいことに、実際見たり食べたりすることはなかなかない防災食の作り方を通して、

防災への意識を高めていただくために行いました。
フリーズドライになっている五目御飯にお湯を注ぐだけて完成する防災食は、イベント後半に来場の方々に配布させていただきました。


その後は、芝生広場にて『みんなで瞑想ヨガ』を行いました。
講師にネパール密教舞踊の舞踊家の方をお招きし、さわやかな風と暖かな太陽の下、すっきりと心地よく自分自身に意識を向けるとても贅沢な時間。
大人も子供も来場者もスタッフも日本人もベトナム人も、みんなが自分のペースで無理なく身体を動かし心をストレッチ。

多くのみなさんが楽しそうに参加してくださって本当によかったです。


イベント終盤。
よつば家の営業を終了し、子供たちにとってメインイベント『鬼滅の刃グッズ抽選会』を開催しました。
お一人で大量のグッズをご寄附くださった大平様。『はずれて悲しむ子供がいないように。』

と抽選会としては考えられない量のグッズを持って来てくださり、なんと当日の抽選会直前にも抱えて追加しにきてくださいました。
大平様のおかげで、来場したこどもたち総勢65名全員に当たる抽選会を開催することができました。
65名の子供たちが本当に嬉しそうにニコニコと当たった商品を持ち帰る笑顔がとても素敵でした。
大平様、本当にありがとうございました。



また、抽選会ができるかぎり密にならない方法を相談し、高松まちづくりセンター様のご厚意で80脚以上の椅子を使用しての抽選会を行うことができました。

スムーズに密にならずに開催できて、本当によかったです。
その後、80脚の椅子を使用して、防災食とフードバンクの配布も引き続き行いました。
防災食の五目ごはんはご家族のみなさんで夕飯に。フードバンクは様々なご寄附の詰め合わせセットをお渡ししました

ご寄附、ご協力いただきまして、本当にありがとうございました。

イベントの最後は、来場者様、スタッフ、キッズ、出店者様、みんなで楽しむバイオリンリサイタル。
バイオリニストの『HOLY』さんは、芝生広場で、集まった子供たちと同じ目線に座り、バッハの古典から始まり、

ご自分のオリジナル曲、そして、その場で子供たちのリクエストに応えてくださり、様々な曲を奏でてくださいました。

観客と同じ目線で優しく奏で、語りかける『HOLY』さんは本当に素敵でした。
最後はみんなが知ってる情熱大陸のテーマで締めくくり。暖かな空気の中イベントを終えることができました。
ご出演いただき、優しい愛のこもった音楽をありがとうございました。
『HOLY』さんのご厚意で、イベント終了後に子供たちは子供用バイオリンでの試し弾き体験をさせていただきました。

最後まで素晴らしい体験ができ本当にありがとうございました。


あっとホームたかまつ主催の『Autumn Festa~みんなの笑顔が溢れる日~』は本当に多くの方々に支えられて開催することができました。
中学生・高校生ボランティア、ママさんボランティアさん、あっとホームサポーター。
イベントの後援をいただいた鹿嶋市、並びに鹿嶋市社会福祉協議会様。
お忙しい中、子供たちの激励、ベトナム実習生との交流など、温かなお声をかけをくださった錦織市長。
そしてまた、あっとホームたかまつの活動に賛同いただき、協賛くださっている企業様、個人支援者の皆様、本当にありがとうざいます。
今回は、協賛のみならず、広報活動など様々な方面からご支援くださった三和機工(株)様。
子供たちへのお菓子をご寄附くださった、セイミヤ(株)様、ラポワール様、タイヨー(株)様。
本当にありがとうございました。

一人一人がpieceとなって、イベントを作り上げてくださり、感謝の想いでいっぱいです。