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畑から食育

  昨年種まき、脱穀した大豆を使用しての「親子みそ作り」体験。

 3日前から大豆を洗い水に浸水させ前日、当日と煮る。検温、消毒後身支度を整える。

 講師の先生から作業についての説明後A班とB班に分かれて「手前みそ」作りにチャレンジ。

  ① みそ作りに使用する機材、容器、手すべてをアルコールで消毒(アルコール度数47度使用)

  ② 米麴と塩を混合し塩麴を作る。(塩を約湯呑一杯分取っておく)

  ③ 煮た大豆をみそ擦り機でつぶす。

  ④ 塩麴と大豆を良く混ぜ大豆の煮汁で硬さ加減の調整。(耳たぶほどの柔らかさが良い)

  ⑤ 中の空気を良く抜き取るようにみそ玉を作る。

  ⑥ 樽の内面にビニール袋をセットし味噌団子をたたき付け詰め込む。

  ⑦ 取っておいた塩を表面に、まんべんなくまぶす。

  ⑧ 大豆の発酵は空気が入らないようにすることが大切なのでビニールをしっかり閉じる。

  ⑨ 「ビニル袋に入れた塩の重石」をセット(カビ防止対策)

  ⑩ 樽の蓋を閉め密封する。 

 顔を真っ赤にさせながらみそ擦り機を一生懸命回す子ども達が可愛らしかった。

 親子で協力しながらの作業は

  「とっても楽しい‼」 「家族が一丸となれるね‼」 「今日は本当に良かった‼」とみんな笑顔。

 嬉しそうに「手作りみそ」を持ち帰った。

 

 作業後は 去年、団体で仕込んだ「みそ」を使ったおみそ汁とおにぎりをみんなで頂いた。

「普段あまり食べないのにみそ汁を何杯もおかわりしてびっくりした‼」との感想も。

みんなで食べるからこそ、また 親子で頑張った共同作業の後だからこそ 美味しいのだと思う。

講師の先生からは「しょうゆ」 「みそ」の違いについて、絞らずに食べるのが「みそ」だと教わる。

今回の活動は自分で育て、自分で加工する食品について学んだり、家族の触れ合いの

場となったり 食べ物のありがたみを知ることや、自分でつくった達成感を味わうなど

とても貴重な体験となった。

優しく丁寧に指導して下さった講師の方、子ども達の活動を支えてくれるサポーターに感謝したい。